FAQ

Q 実店舗はありますか? また、店頭受け取りは可能でしょうか?
A ショップのみの実店舗はございません。 店頭受け取りも行なっておりません。 直接販売は教室レッスン時のみ行なっております。 また、生徒様はレッスン時にオンライン商品を直接受け取りして頂くことも可能です。
Q 型紙は商用利用できますか?
A 型紙の商用利用は不可です。 型紙を元にアレンジを加えた作品も、同様に商用利用不可です。 yocchiの型紙及び仕様書は全てオリジナルです。 これらは全てyocchiの著作物であり、著作権は放棄していません。 複写・転用・流用・転売はいかなる理由であっても固く禁止しています。 オークションやアプリ等での転売も禁止です。 発見した場合には今後のお取引をお断りさせて頂きます。 ご自身の楽しみにお使いください。
Q 生地は宅急便でしか配送できませんか?
A 厚み3cm以内、1kg以内であればネコポスもご利用頂けます。 SHOP機能特性上、恐れ入りますが送料の詳細設定が不可となっております。 そのため、注文後に配送料の変更をする方法でネコポスをご利用頂いております。 お支払い方法が「クレジットカード」の場合のみ料金変更が承れますので、 条件など詳しくは「配送方法について」のページにてご確認ください。
Q 縫い方など教えてもらえますか?
A ショップでお取り扱いしているパターンは、全て教室でのレッスンが可能です。 もちろん縫い方もお伝えさせて頂きます。 口頭のみでお伝えするのは難しいため、恐れ入りますがメールやお電話での回答は行なっておりません。
Q パターンのアレンジをしてもらえますか?
A 個別のパターンアレンジには対応しておりません。 教室では、生地のアレンジ、デザインアレンジなどレッスンで対応をしております。 ただ、その場合も大規模な体型補正は行なっておりません。
Q 教室はどんなことができますか?
A それぞれのお好きなものを、各自のペースで作ることができます。 初めての方にも楽しさを伝えたいと思い「好きなもの・素敵なものを楽しく作る」をコンセプトにスタートしました。 ソーイングが初めての方、初心者の方にもたくさんお越し頂いています。 レッスンでは基本的なことを押さえながら、ホームソーイングを楽しむことを大切にしています。 そのため、一般的な洋裁教室をお求めの方、パターンや難しい縫製を学びたい中上級者の方には不向きです。 また、教室では自由にお使いいただけるパターンやサンプルもご用意しております。 ご購入頂く方との差が出ないよう、お持ち帰りや貸し出しは不可ですが、 レッスンにお越し頂いた感謝の気持ちを込めて、レッスン中は自由にお使い頂けます。 今後はオリジナル型紙のみを使った、限定レッスン日も予定しています。 創造のベースになればとても嬉しいです。

BLOG

2023/02/15 09:22

服のデザイン


yocchiで展開しているブランドは現在2つあります。

大人の女性をターゲットとした「yocchi」
少女をターゲットとした「millekappi」

どちらもホームソーイングの洋服を想定したデザインに仕上げています。

デザイナーはどちらも私ですが、
自分の好きな服を、ただ服としてデザインしているわけではありません。

「yocchi」「millekappi」それぞれの世界観のエッセンスを加えた日常着として
思わず作りたくなるような服を、たくさんイメージが湧いていくるような服を
そしてたくさん着たくなるようなデザインを心がけています。

いつものファッションデザイナーとして仕事のように、
服として販売する洋服のデザインとは違うアプローチをとっています。


デザインは芸術ではなく「誰か」に「喜んでもらう」ためにあるものだと
そう思っていつも仕事をしています。


使うための「誰か」
買う「誰か」
売る「誰か」

その誰かが

「使いやすかった」
「買って良かった」
そう思って満足してもらえるとき

デザインは生まれてきた意味を持つのではないかと思っています。

「良かった」と思う理由には種類がたくさんあると思っていて

「可愛い」
「着心地がいい」
「機能的」

「便利だった」
「助かった」
「売れた」

など、他の理由かもしれません。

それはどんなアイテムをデザインしているかによって変わるでしょうし、
誰がターゲットかによっても、何を目指すかによっても
目指すべき最終点は違ってくるものだと思います。

ただいつも心がけているのは、デザインは独りよがりであってはならず
服は芸術品ではないということです。

人が着て初めて「服」

コレクションのようなアートのためのデザインと、
実用的なものの目指すデザインは目的も違ってきます。

目的を加味して、ブランドのフィルターを通すこと。
それは自分のためではなく、必要としてくれている人の笑顔を想像して。

自分が好きな服を作って着るのであれば、自由に楽しめばいいのですが、
「誰か」に「喜んでもらう」ことを目的とするならば、
同じデザインソースでも最終形態は変わってくるのではないかと思っています。

yocchiとmillekappiではそれぞれミューズが違います。

それぞれの皆さんが「作って良かった」と思ってもらえるもの。
「使って嬉しかった」と感じてもらえるもの。

服のデザインはただ絵に描いた見た目の部分だけではなく、
機能面やシルエット、生地や色、
どんな場面の誰がどう着るのかも関係してきます。

全てを含んで「デザイン」

喜んでもらえる姿を想像してデザインしています。


こだわってる点


服のデザインは「シルエット」
見た目のデコレーションはもちろんですが、大きなシルエットが
まずはデザインだと思います。

それを構築できる生地を選ぶこともとても大切です。

パターンでは数ミリ単位の寸法やラインにこだわり
何度も試作を繰り返しています。

各ジャンルの長年のプロの方にご協力いただき、具現化しています。

「何となく可愛い気がする」というのは最高の褒め言葉です。

「ここが可愛い」というのももちろん嬉しいのですが、
「何となく」は目に見えない多くのこだわりが織り成す仕上がりだからです。

デザインは細部に宿る…とはよく聞きますが、
細かな点へのこだわりが「ありそうでなかった」と「馴染むのに新しいもの」
そんな風に側に居られるものになるのではないかと考えています。

市販の服のような仕上がりを目指し、達成感を感じられるものでありたい。
そのためには「縫いやすい」「具現化しやすい」というのも大切なポイントだと
考えています。



色々なアイテムと合わせやすい汎用性のあるデザインをベースに
ハンドメイドだからこそできるアレンジをたくさん楽しめるデザインであること。

着ていて嬉しい気持ちになるような、スタイルよく見えるシルエットであること。

難しい仕立てじゃなくても「簡単に素敵なものは作れる」

お気に入りが見つかったら、生地を変えてアレンジして何度でも
作れるのもハンドメイドの嬉しいところ、楽しいところだと思うからです。


私がデザイナーとしていつも考えていることは、
「その人を生かす脇役となる服」であることです。

服自体に着たいと思う魅力があるのはもちろん
でも服自体が主役になるものではなく
あくまでも着る人を引き立てる存在であること。
着心地がよく毎日着たくなる服であること。

それをブランドのフィルターを通して表現したいと考えています。

そしてできれば、たくさんアレンジしてもらえたらとても嬉しいです。

私の提案はあくまでも一例にすぎません。
この通りに作って欲しい、という気持ちも全くありません。

一つのたたき台として、イメージのベースとしてご提案をしていますが、
デザインを創造のベースに、たくさんのアレンジや色々な表現に出会えたら、
デザインを繋いで、多くの人の色に染まっていければ
そして多くの方の側にある日常着となれたら。

こんなに嬉しいことはないと思いデザインしています。