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2023/04/03 18:06
yocchi online shopへお越し頂き、まことにありがとうございます。
こちらのページでは、yocchi online shopでのサイズ設定や型紙、ソーイングの設定などをご紹介しています。
はじめにお読み頂き、お役立て頂ければ幸いです。
ぜひごゆっくりお買い物をお楽しみください。
はじめに
・裁ち方図は140サイズ、9号サイズの型紙に合わせてパーツを配置しています。
・その他のサイズで作る場合は若干配置が変わります。裁断の前に一度必ず全パーツを配置確認してください。
・生地の用尺は柄合わせ無し、差し込みの場合のあくまでも目安です。
柄合わせや一方向裁ちの場合は長めに必要になります。
・ゴムの寸法は目安です。サイズに合わせて調整してください。
・特に指定のない場合、単位はcmです。
・出来上がり寸法の着丈は、特に指定のない場合は、サイドネックポイントから裾まで、パンツ丈はウエストベルトを含めた脇丈となっています。
・縁始末用のバイアス布やゴム、パイピングなどは余裕分を入れて少し長めに記載しています。余分はカットしてください。
・縫い代の「ロック始末」は「ジグザグミシン」「裁ち目かがり」で代用可能です。
サイズの選び方
・基準サイズ表はヌード寸法です。
・基準サイズ表と各デザインの出来上がり寸法を目安にお選びください。
・出来上がり寸法はパターン寸法を目安に記載しています。
実際の服になった場合、ギャザーやデザイン、布、縫製などにより多少の差が出ます。
・同じサイズでもデザインによってゆとりの入り方は変わります。
・体型、身長などの個人差によって印象やシルエットも変わります。お好みでサイズをお選びください。
・サイズに迷った場合、バスト・ヒップをが近い方を選び、着丈や袖丈は体型に合わせて調整してください。
針と糸について
正しい糸調子を取ることが、きれいに仕上げるための重要な基本部分です。
布地に適した針と糸を使い、あまり布などで必ず試し縫いをしてから縫いはじめてください。
<糸の選びかた>
洋裁店の糸コーナーにカラーブックがあるので、
実際に生地を当てながら選ぶのがおすすめです。
基本的には目立たない色を選ぶと仕上がりがきれいに見えます。
<ぴったりの色がない場合におすすめの選び方>
・薄い色:明るい色
・濃い色:暗い色
・柄布:柄に一番多く使われている色
接着芯について
・接着芯は伸び止め、型崩れ防止、張りを出すなど、重要な役割をもちます。
・接着芯の厚みや風合いによって、仕上がりにも差が出ます。
・布の種類や貼る場所によって使い分けます。
・主に「不織布」「織物」「編物」の3タイプがあり、洋服では「織物」がよく使われます。
・ニット生地や薄手の生地には編物タイプも適しています。
・生地と同じく縦横がありますので、方向に注意して裁断してください。
・洗濯時に剥がれが起きないように、しっかり接着してください。
接着芯の貼り方について
【全体に貼る場合】やや大きめに粗裁ちした布に、裏全体に貼り裁断をします。
【裁断後に貼る場合】本体よりやや小さめに芯を裁断し裏面から貼ります。(縮み、染み出しを防ぐため)
・接着芯は糊面を生地の裏面に当て、その上から当て紙をし(薄紙、白紙、クッキングペーパーなど、インクの付いていないもの) 中心から貼っていきます。
・一箇所につき10秒程度、熱・圧力・時間をかけてしっかり接着します。(温度は使う生地による)
・ズレや歪みの原因になるので、「滑らさずに押さえて」貼ります。
・中心から右、中心から左に、もれがないように少しずつかけます。
・熱が冷めるまではがれやすいため、平らなところで冷まします。
道具について
方眼定規
縫い代をつける場合など、方眼があると便利。洋裁用のものは曲げることができるので、カーブの距離を測ることもできる。
印つけペン・チャコ
アイロンをかけると消えなくなるものがあるので注意する。
ハサミ
紙用、布用と区別する。布用のハサミで紙を切ると切れ味が悪くなるので注意する。
目打ち
縫製の補助や縫い目を解く、角を出す際に使用する
まち針・クリップ
布同士がずれないように仮止めする。
タックの寄せ方
・斜線の高い方から低い方に折ります。
布の合わせ方
中表
布の表と表を内側にして合わせる
外表
布の外と外を内側にして合わせる
わ
布を二つ折りにした時の折山
布の折り方
二つ折り
布端を1回折る
三つ折り
布端を内側へ2回折る
完全三つ折り
布端を同じかほぼ同じ幅で2回折る
縫い端の始末・縫い代の倒し方
片倒し
縫い合わせた後、2枚一緒にロック始末し、どちらかの方向に倒す
割
縫い代端を1枚ずつロック始末をしておき、縫い合わせ、縫い代を両方向に開く
ギャザーの寄せ方
➀縫い代内に粗い針目(4~5mm程度)のギャザー寄せミシンを2本かける。
最初と最後は返し縫いをせず、糸は長く引いておく。
→出来上がり線をまたいで2本かける方法もあり、安定して縫いやすいの
ですが布に針目が残らない場合のみ使用してください。
➁上糸2本のみを引いてギャザーを寄せる。
→下糸でも構いませんが、どちらか一方の糸のみを一緒に引くようにします。
➂出来上がり寸法までひいてギャザーを整える。
→あまり強く引くと切れてしまうので、糸をしごきながら行います。
アイロンについて
アイロンはきれいな仕上がり、縫いやすさのために欠かせない道具です。こまめにかけながら作業していきます。
・面や先、縁を使い分け、当たりのでる生地は、当て布、当て紙、縁使いなどで対処します。
・片返しアイロンの場合も、まず割アイロンをしてから片返します。
・裾や袖口など筒状になるものは、平らな状態の時にアイロンをかけておくと後の作業が楽になります。
・アイロン定規を使うのもオススメです(厚紙に油性ペンで書き、自作することもできます)
布について
・綿や麻など、水につけると縮む生地は、あらかじめ水通しをしておきます。
たっぷりの水に半日~一晩浸しておき、軽く絞ったあと、日陰干し、 布目を整えながらアイロンをかけます。
・生地には「たて」「よこ」の方向があります。布の両端を「耳」といい、平行にはしっているのが「たて」
垂直が「よこ」となります。45度の斜めを「バイアス」と呼びます。
一般的には、縦地が一番伸びにくく、ついで横地、バイアスは伸びます。
・縦地の方向を「布目」「地の目」と呼び、型紙に矢印で記載されています。
出来上がりのシルエットや強度が変わるため、必ず布目を合わせて裁断します。
型紙について
・型紙には縫い代が含まれています。内側の線が出来上がり線、外側の線が縫い代込みのカット線となります。
・縫い代は生地や仕様に合わせて、適宜変更してください。その際、連動する箇所もあわせて変更してください。
※生地の布目、合印は必ず確認をし、印をいれておきます。きれいな仕上がりのために重要な箇所です。
裁断前の確認
➀型紙の数、寸法を確認します。縫い合わせる箇所を重ねて、切り間違いなどがないかを確認します。
特に「わ」の箇所に注意しておきます。
➁布を広げて表裏、縦横を確認します。大まかに型紙を並べて配置を確認します。
布目と型紙の方向を確認し、大きなパーツから並べるのがポイントです。
➂平らな箇所で布のたるみを取り、布目を合わせます。生地が歪んでいたら地直しをして生地を整えます。
裁断について
※裁断はとても大切な作業です。丁寧に正確に行うことで、きれいな仕上がり、縫いやすい状態にすることができます。
また、裁断後の生地はとても伸びやすい状態です。平らに持って移動し、伸びに注意して保管しておきます。
・ハサミの場合、布を持ち上げず・刃を閉じきらずに裁断します。
・ピンで止める場合は、ズレが生じないように少なめに生地をすくいます。
・柄合わせ、柄、毛並みの向きに注意して裁断をします。
・ロータリーカッターの場合、一度裁断を始めたら生地は動かさず、自分が動いて裁断をします。
【布の取り方】
・差し込み(上下どちらからでも良い)
・一方向(どちらかの方向で統一)
・AB取り(差し込みで取れるが、A、Bと分けて1つの服で使用する方向を統一する、ニットなど)
・柄合わせ(ボーダー、チェックなど)
ミシン縫いについて
・生地に出来上がり線は書き込まず、ミシンの針板の目盛りを利用します。
・目盛りに布端を揃えて縫うことで、一定幅で縫うことができます。
・目盛りがない場合や分かりにくい場合は、針からの距離をはかりマスキングテープなどで印をつけておきます。
・マグネット定規やステッチ定規などを利用するとより縫いやすくなります。
・縫い目は3cmに12針程度を基本としています(約23mm程度)
・布地によって縫い目は使い分けます。
・最初と最後は必ず返し縫いをします(ギャザーの場合は不要)
・糸が途中でなくなったら、縫い終わりの糸を際でカットし、 縫い目に少し重ねて(1~2cm程度)針を下ろし、
縫い目の上を重ねて縫います。きちんと縫い目の上に重ねることがポイントです。
・薄地、滑りの悪い生地の場合は「ハトロン紙、トレーシングペーパー」を布の下に敷くと縫いやすくなります。
その後アイロンをかけ、両側から引っ張り破ります。
・滑りが悪い場合は「テフロン押さえ」などを使用すると縫いやすくなります。
・針板の目盛りに布端を合わせて縫います。(マスキングテープ、ステッチ定規を使用しても良い)
・縫い間違えた時は、裏側の糸を切り、目打ちなどでほどく、その後上糸を引き抜くと比較的簡単に取れます。
※必ず使用する布で試し縫いを行い、糸調子を合わせてから縫い始めましょう
※ミシンは構造上、どうしても上下で布はずれやすいものです(上は押さえられ、下は送られるため)
右手と左手の使い方、布の送り方で調整しながら使用します。