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2023/03/01 03:12
こちらのページでは、yocchi sewing studioで実際によく頂く質問内容と回答を簡単にまとめています。
教室で取り入れている簡単ソーイング、ハンドメイド向けソーイングの基本的な内容ですが、レッスンでも大切にしているポイントです。
【失敗しやすい点・きれいに仕上げるポイント・ミシンのコツ】
Q:縫っていると歪んだり、ズレてきます。なぜでしょうか?
A:地直しができていない、裁断が曲がっている、縫い代の漬け方を間違えている、縫いやアイロンで伸びている…など
基本的な部分が原因のことも多いので、一度確認してみましょう。
Q:縫えているけど、もう少しきれいに仕上げたい。コツはありますか?
A:こまめにアイロンをかける、生地を痛めないよう、伸ばさないように扱う、
返し縫いは長すぎないように縫い代内で終わらせる、不要な縫い代はカットする、カーブの縫い目は細かめにする…など
細かな点にも気をつけてみましょう。
Q:初心者で直線縫いも難しいのですが…。
A:まずは5cmを目安に合わせて縫ってみましょう。
長い距離を続けて縫うのは、直線であっても難しくズレやすいものです。
まずは5cm、その後また布や持ち方を整えて5cm…これを繰り返していくと長い距離もズレにくくきれいに縫えます。
慣れてきたら目安の長さを長めに設定してみましょう。
Q:合印って必要ですか?ちょっと面倒です…。
A:面倒ですが、重要なので必要です。慣れてくるので頑張ってみましょう。
直線や同じ形状の縫い合わせでは感じにくいかもしれませんが、袖などカーブの形状う部分では目印としてとても重要です。
縫い直しの手間を考えれば、面倒でもきちんと入れておき、一度で縫い上がる方が早く美しく仕上がります。
また、ズレても服や小物が完成しないことはないのですが、シルエットは崩れますし、何より着心地が悪くなります。
Q:どうしてもミシン縫いがずれてしまいます。ミシンがおかしいのでしょうか?
A:縫いズレが生じやすいのはミシンの特性です。
上は押さえ金で押さえられ、下は送り歯で送られる構造のためです。
右手で布端を合わせてズレないように持ちます。左手で針の落ちる周りをサポートします。
横方向の場合は、生地の合わせ方の問題です。ピン打ちや裁断、滑りやすさなどを見直しましょう。
以下、各項目についても簡単にまとめています。
【型紙について】
・型紙の寸法、布目、パーツ数、合印などを確認しておきます。
特に「わ」の箇所は間違えやすいので注意しておきます。
・型紙は必ず「スティックのり」「メンディングテープ」で貼り合わせてください。
液体のり、セロテープは紙が縮むため避けます。・貼り合わせは線に沿って丁寧に行いましょう。→ パターンの貼り合わせ方
数ミリの貼りズレが全体の寸法を大きく変えることがありますので、丁寧に貼り合わせましょう。
例えば身頃で幅2mmずれると、全体で8mm大きくなってしまいます。【生地について】
・天然繊維の場合、必要であれば水通しや地の目通しを行います。・生地の歪みがある場合は、地直しをします。・生地には「縦と横」があります。耳がある部分を横に置き、並行に走っているのが縦です・型紙の地の目(矢印)を確認し、生地の方向も確認しておきます【裁断前の確認について】
・「わ」の場所、枚数を確認し、生地を広げて型紙を大まかに配置してみます。その際、大きなパーツから配置していきます。・柄合わせ、柄の向き、毛並みのある生地は、裁断の方向に注意します。
・一枚ずつ裁断する際には、型紙を反転させることを忘れないようにしましょう。・裏表がわかりにくい素材の場合は、裏面にはがせるシールを目印に貼っておくと便利です。その際、シールのベタつきが気になるため、縫い代部分に貼るのがおすすめです。【裁断について】
・生地は持ち上げず、置いた状態で裁断します。
・まち針を使う場合は、生地を多く好きすぎないように注意します。
・合印(ノッチ)を必ず入れておきます。(生地によりますが3mm程度の切り込み、ほつれやすい生地の場合はチャコ、糸印など)
・裁断を始めたら、できるだけ生地は動かさずに自分自身が移動して対応します。※合印は正確に縫製するために必要な目印です。必ず入れておきましょう。
※生地の布目、型紙の布目線の方向を必ず確認しておきましょう。【縫製前の準備について】
・裁断後の生地はバイアス部分やカーブ部分が多くなり、伸びが生じやすい状態です。
・生地の重みで伸びてしまうため、ぶら下げて持つことをせず、平らな状態で持ち運びます。
・淡色の生地は特に汚れが目立つため、取り扱いに注意します。・芯貼り、テープ貼りなどを先に行っておきます
・ロックミシン(ジグザグミシン、裁ち目かがりで代用可能)で布端の始末をしておきます。
・ハギレで糸調子を確認しておきます。アイロンもかけてアタリの確認もしておきます。その他にも基本的な項目や、yocchi sewing studioで行なっている基本的なソーイングを下記ページでまとめています。こちらもぜひご参照下さい。